先日「ぼんず山」お試しバイク用にと確保したTY175、ちょっとキックに抵抗感があったので「オイルでも垂らしてみっか」とヘッドを開けると、ピンコもビックリ「ガビョ〜ン」でありました…。
どんなんだったかというと、先ず妙にピストンがデカイ…で、計ってみるとボア70mm…確か175は125プラス10mm、70といえば250の永遠のボアストローク70×64!
なんとイニシエの戦闘力UP最終兵器「TY250Jのピストンをブチ込んで190cc化」をやっている!
しかしこれは喜べません、スリーブを上から見ると…無い?のでは無く、無いくらい薄い。
嫌な予感を感じつつピストンを下げると、やっぱし! スリーブが擦り切れている〜!
排気ポートの上あたりが擦り切れてシリンダー見えてました…。
4輪用のピストンリングコンプレッサーをイメージして下さい、あの薄いステンレスの筒みたいなヤツ、あれがシリンダーとピストンの間に入っている様なモンです。
見なかった事にして始動するも、動転していた為ヘッドボルト閉め忘れでキック…指摘されて「そうそう、これじゃ圧縮抜けまくりでかからんさ〜」と思い切り閉めてキック…重さが変わらない!
あんだけ内壁壊れてれば、元々圧縮は無いでしょう。
プラグ穴に指を入れてキックとかの悪あがきをする気にもなれず、そそくさと戻して白旗を揚げさせて頂きました…。
どうすっかな〜、キャブ、タンクはキレイだし、火はバチンバチン飛んでるだけに投げる気にもなれない…でもキックの抵抗感の原因は腰下にも問題があるかも。
とりあえずシリンダ外してキックして腰下の音を聞いて最終判断するか…。
だれか125エンジン(175じゃなくてもいいです)持ってませんか〜?
ショックの為、画像アリマセン。