初めてやる私的には重作業ですが、お国のために頑張ります。
クラッチ側にミッションとキック周りが残ってるので、全部こっちにセットして反対側ケースを合わせるのが良かろうとなり、インストーラーを付けようとすると、固定用に持って来たナットがデカ過ぎで付かず…。
ナット削りからスタートでした。
削ったナットで固定したインストーラーをビビりながら締めると、ズボッと入ってくれました、ヨシヨシ!
見にくいですが、クランクの入ったクラッチ側ケースとフライホイール側ケースのツーショット
さ、いよいよ合体の時間です 白昼堂々、公衆の面前で合体させます。
初めての合体作業なのに、隙あらば隣に住む元ガテン系のオッサンが「雑品」だの「暇なヤツめ」だの茶々を入れて来るので、ハードルの高い作業であります。
筆下ろしがストリップ小屋、みたいなモンです。
確かフライホイール側のクランクシャフトは入りやすかったのでパコンと行くだろうと、それでも一応インストーラーで入れていきますが、どうも最後の5mmがキツイ…叩いたり捻ったりして何とか入れて、キックシャフトを回すと…サッパリ回らず…はい、やり直し。
セパレータで抜いて、キック周りとギア周りを確認して、はいOKで再セット
2回目は固さの予測がつくので、それなりのスピードでパンパン入れれそうなものですが、エンジンが立った状態で作業してるので、どうも各シャフトがズレてる気がして思い切れません。
それでも何とか合わせ、今度はイイベとキックを回すと…ストロークはするものの、戻るスピードにバネ感ゼロの無重力状態…はい、やり直し。
がっつりヘコんでキックスプリングがケース内にあるのを恨みながら小休止、半回転分緩くスプリングをかけた様です。
1日に3回も合体する精力が44才のエンジンにあるのか?新品クランクシールが耐えてる事を祈りつつ3回目。
ここで秘密基地店主が、恐らく明石のカワサキワークスも使用したであろうSSTを用意してくれました!
クランクシャフトとメインシャフトとキックシャフト用に穴が開けられたブロック!
ま、そこら辺に転がってるブロックなんですが、ケースをピッタリ横倒しできるので各シャフトが全て上を向き、ケースも今までの様に横からでなく上からかぶす事が出来ます!
作業を進めるとナント!インストーラー無しでケース隙間目測0mmまでスコンと入りました。
このSST、ヤフオクに5万円スタートで出す事にしましょう。
同じく上から楽に締められるネジを締めて、インナーローター仮止めしてめでたく終了、ロータリーディスク周りの部品を待って気密チェックしましょう。
なんやかんやで4〜5時間かかっちゃいました…。